こんな悩みはありませんか?
✅ 失敗したことを何日たっても忘れられない
✅ うまく発言できなかった…と、その場面を何度も思い返す
✅ 誰かに怒られたとき、イライラが頭から離れない

こんなふうに嫌な出来事が起こったとき、頭の中で何度も何度も思い返してしまう。
心がいつまでもその場にとどまっていて、今に集中できない。
こんな悩みを抱えている人は、意外と多いんです。
そこで今回は、「引きずる性格」をなおす方法について、お伝えします。
後悔のループから抜け出したい方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
引きずる性格をなおしたいなら「完璧主義をやめること」
「引きずる性格」をなおすために必要なこと。
それは、完璧主義をやめることです。
なぜなら、完璧主義の人は“理想の自分”を高く設定しすぎて、
ほんの少しのミスや失敗でも、自分を責めすぎてしまうからです。
たとえば、
✅ うまく対応できなかった →「やっぱり私は何をやってもダメだ」
✅ 発言を間違えた →「なんて恥ずかしいことを言ったんだろう…」
✅ 怒られた →「くやしい…怒られる自分が情けない」
このように、ほんの些細なことでも自分の理想とズレてしまうと、
「うわー、やってしまった・・・」となって、それをずっと引きずってしまうんですね。
なので、少し考え方を変えてみませんか?
✅ うまく対応できなかった →「今日はこれが精一杯、自分なりに頑張った」
✅ 発言を間違えた →「発言しただけでも十分すごい」
✅ 怒られた →「生きていれば怒られることもある。でも、役に立っていることもたくさんある」
こんなふうに、自分を少しずつ許してあげることから始めてみてください。
どんな自分でもOKを出してあげることが、引きずる性格をなおすコツなんです。

とはいえ、「簡単にそうなれたら苦労しないよ…」と思いますよね。
そんなときに、役立つ心理学の考え方をご紹介します。
欠けたところではなく、満たされたところに目を向ける
完璧主義をやめるためにオススメなのが、
「欠けたところではなく、満たされたところに目を向ける」という視点です。
これは心理学者フリッツ・パールズが提唱した「ゲシュタルト療法」にもとづいています。
【ゲシュタルト療法とは?】
人はどうしても、「できなかったこと」や「足りないこと」に意識が向きがちです。
たとえば、ほとんど描かれている円に少しだけ欠けた部分があったとします。
その場合、多くの人は“描かれていない部分”ばかりが気になってしまいます。
でも実際には、描かれている部分の方がはるかに多いんですよね。
それと同じで、私たちの人生も「足りないところ」にばかり目を向けてしまうと、自分の中の「できたこと」や「満たされていること」に気づけなくなってしまいます。
なので、意識的に「できなかったこと」ではなく「できたこと」を見つけることが大切なんです。
この視点を持つことが、高すぎる理想をちょうどいい具合に調整するために必要です。
「すでにあるもの」「できたこと」に目を向けて、足りないモノ探しばかりする自分を卒業していきましょう。
そうすることで、完璧主義がゆるんで自然と“引きずらない心”が育っていくのです。
どうしても一人では難しいと感じるなら
…ただ、「頭ではわかっているのに、心がついてこない。」
そんな声を聞くこともあります。
その理由は、「完璧にしなければ」という心のパターンが潜在意識に根付いているからです。
潜在意識とは、自分でも気づかない心の奥深くにある領域のこと。
そのため、いくら完璧をやめようと思っても、
「もっと頑張らないと!」
「ミスしてはいけない!」
と自動的に反応してしまうのです。
この潜在意識を変えるのは、一人では難しいことが多いです。
だからこそ、カウンセリングが有効なんです。
私のカウンセリングでは、潜在意識のレベルからゆるめていくお手伝いをしています。
もし「ひとりでは難しいな」と感じたら、
どうかカウンセリングという選択肢も思い出してみてくださいね。