こんな悩みはありませんか?
✅ ちょっとしたことで相手にイラッとしてしまう
✅ 誰かの行動を見て、すぐ不満に思ってしまう
✅ 家族や同僚にきつく言ってしまい、あとで落ち込む
もしあなたが今、「怒りっぽい性格をなおしたい」と思っているとしたら、ぜひこの記事を読んでみてください。
怒りっぽいのは、あなたの心の中で、あるメカニズムが働いているだけなんです。
そこに気づけば、相手にイラっとすることが確実に減っていきます。
というわけで、今回は怒りっぽい性格をなおす方法についてお伝えしていきます。
怒りっぽい性格をなおす方法
早速ですが、怒りっぽい性格をなおす方法、
それは、
自分への抑圧(よくあつ)に気づくこと
です。
抑圧とは、自分が自分に対して禁止していることです。

たとえば、
・上司にはため口を使ってはいけない
・人に頼ってはいけない
・仕事をさぼってはいけない
・子どもを実家に預けて、遊びに行ってはいけない
このような、自分に対して「こうあるべき」と押さえ込んでいる考え方のことです。
実は、すぐに相手にイラついてしまうのは、
自分が禁止していることを、相手が平気でやっているからなんです。
・自分は上司に気を遣っているのに、同僚は平気でタメ口で話している。
・自分は一人で調べて解決しようと努力しているのに、他の人は甘えて教えてもらっている。
・自分は休まず働いているのに、周りはサボっている。
・自分は子育てに専念しているのに、友人は子どもを預けて趣味を楽しんでいる。
自分はこれだけ真面目に生きているのに・・・
自分はこれだけで効率よく動いているのに・・・
このように、自分が禁止しているルールを相手が守っていないことに対し、不満や怒りの感情が生まれてしまうのです。

心理学では、抑圧が強い人ほど他人にイライラしたり、不満を抱えやすいと言われています。
ですので、相手が自分を怒らせたのではありません。
自分へのルールが厳しいせいで、怒りっぽい自分になってしまっている、というメカニズムに気づくことが大切です。
抑圧に気づき、自分の本音を認める
自分はどんな抑圧を持っているのか、思い当たるものはありましたでしょうか?
もし、それに気づいたら、今度は自分の本音を探ることが効果的です。
そこで、以下のとおり、怒りが生まれる順番を解説してみました。
自分の本音は何なんだろう?と考える参考にしてもらえればと思います。
【怒りが生まれる順番】

①本音がある
(休みたい・甘えたい・言いたいことを言いたい・自由にしたい)
↓
②その本音を「ダメ」と抑え込む
(私は我慢すべき、迷惑かけちゃいけない)
↓
③抑えていることを他人がするのを見てしまう
(堂々と休む、言いたいことを言う、甘えている)
↓
④うらやましいと感じる(無意識)
↓
⑤でも、うらやましいと感じる自分を認められない(無意識)
↓
⑥「うらやましい」をごまかすのために「怒り」として表に出てしまう
このような順番になります。
こちらを参考に、自分の本音は何だったんだろう?と考えてみてください。
・もっと楽をしたかった。
・甘えたかった。
・堂々と言いたいことを言いたかった。
・もっと自由にしたかった。
そんな本音が見つかったのなら、これらの本音を認めてあげましょう。
「自分はこんなふうに思っていたんだな…」と。
そして、次のステップです。
もし、本音に気づくことができたら、自分への抑圧を解除するのもいいと思います。
ちょっとサボってみよう、誰かに頼ろう、言いたいことを言ってみよう、やりたいことをやってみよう。
こんなふうに実践していくと、怒る回数は確実に減っていきます。
自分をゆるめることで、相手のゆるさも認められるようになるのです。
実は、怒りっぽい人というのは、見方を変えると、
これまで誰よりも我慢してきた頑張り屋さんとも言えるのです。
なので、少し肩の力を抜いてみませんか?
また、その一方で、抑圧を解除しないという選択もあると思います。
「やっぱりこのルールは持っておこう」と思うなら、それでもいいと思います。
その厳しいルールのおかげで、これまで成果を出せたり、人から頼られることもありましたよね。
だから、必要だと思うものは、残してもいいんです。
ただし、「抑圧しているんだな」と気づいておくことが大切です。
そして何より、
そのルールを相手に向けないようにすること。
あくまで、自分のスタンスとして、自分の美学として持っておく、という感じで、相手を裁かないようにすることが大切なポイントです。
以上、怒りっぽい性格をなおす方法について、お伝えしました。
まとめ
いかがでしたか?
怒りっぽい性格をなおしたいなら、抑圧に気づくことです。
なぜ怒っているのか、そのメカニズムに気づくことでイライラは少なくなっていきます。
そして、その抑圧を解除してみる。
すると、もっと穏やかに生きれるようになります。
ただし、この「抑圧の解除」が一人ではけっこう難しいものです。
なぜなら、長年やってきたルールなので、簡単には変えられないからです。
そんな、ときはカウンセリングを受けてみてください。
あなたがもっと穏やかに生きるための伴走者として、あなたを全力でサポートいたします。
まずはお試しカウンセリングから体験してみてくださいね。
