イライラしたときは○○ではなく○○で考えてみる。怒りをコントロールしよう!

世の中には、

いつもイライラしている人もいれば、

なぜか毎日ご機嫌な人もいます。

 

ご機嫌であれば、

周りの人も話しかけやすいので、

良好な人間関係を築くことがきます。

 

一方、いつもイライラしている人は、

一緒にいても楽しくないので孤立していきます。

 

一度しかない人生、

どうせならご機嫌に生きて楽しく過ごしたいですよね。

 

では、いつもご機嫌な人は、

どうやって怒りをコントロールしているのでしょうか?

 

それは、

イライラしたときに、二人称ではなく一人称で考える

この考え方ができているんですよね。

 

・二人称で考えている人は、色々なことを相手のせいにして生きている。

・一人称で考えている人は、人生は自分次第だと思って生きている。

どういうことか詳しく見ていきましょう。

 

あの人が私を怒らせた!
あの人が悪い!

本当にそうでしょうか?

・上司の言い方にムカついた
・親の言葉に腹が立った
・子供が勉強しないからイライラする

生きていると誰もが経験するような場面

でも不思議なことに、

いつも腹を立てている人もいれば、

同じ出来事でも穏やかに過ごしている人もいます。

 

両者の違いは、無意識の中にある「期待」の違いです。

すぐに腹を立てる人は、

・上司たるものこうでなければ
・親とはこうあるべきだ
・賢い子供であってほしい

といった期待が大きい人です。(こちらの記事でも解説しています。)

この「期待」がハズれたときに出てくるのが

「怒り」の感情なのですが、

ここで厄介なのが、

表に出てきた「怒り」の原因が、

自分ではなく前の人にあると思ってしまうことです。

 

僕も以前は上司にいじられたり、

嫌な言い方をされたときは、

ひどく腹を立てていました。

 

でも一方で、同僚の中には

素直に謝る潔い人、

冗談をまじえて返す人、

いじられ上手な愛されキャラもいました。

 

なぜ僕は、彼らのようにうまく振る舞えないのか・・・

 

彼らのようなコミュニケーションに憧れるけど、

性格は生まれつきものだから変えられないよな

彼らのように生まれたかったなぁと諦めていました。

 

その後、

心理学を学んだことで、

出来事は「二人称ではなく一人称で考える」ということを知りました。

 

あの人が私を怒らせたのではない。

自分の中にある無意識の期待、

・上司は部下の気持ちを理解して発言するべき
・親なら子どもの意見を尊重するのが当たり前
・子供は1日中ダラダラして過ごしてはいけない

こういった「ねばならない思考」が裏切られた結果、怒りが出てきたのだ。

もしも二人称が正しいのなら、相手に原因があることになる。

そうなると、全員が腹を立てているはずですよね。

でも実際、

同じ出来事が起こってもイラっとしていない人はたくさんいる。

ということは、

出来事を一人称で捉え、

自分の中の「ねばならない思考」を変えることで、

イライラの感情に対処できるということです。

 

上司の言い方に対して、うまく返していた同僚たちは

「ねばならない思考」が僕よりも緩かったのでしょう。

だから、期待値も低く、色々な出来事を許せていたのだと思います。

 

ちなみに、この「ねばならない思考」は

幼少期の環境によって影響を受けることが大きいと言われています。

周りの大人がどのような言葉を使っていたのか、

周りの大人からどうのような言葉をかけられてきたのか。

その違いが、ねばならない思考につながっていき、

期待値が高い大人になってしまうのです。

 

・ほどよい期待値でイライラしていない同僚たち
・期待値が高く、強烈な「ねばならない思考」でイライラしている僕

以前の僕は、こういうことを知らなかったので、

楽しく生きている同僚に劣等感を感じ、苦しんでいました。

 

でも、

カウンセリングを受けたことで心の仕組みを知り、

同僚たちの心の中はそうなっていたのか

だからイラっとせずにコミュニケーションが取れていたのか

育った環境によって、それが彼らの「普通」になっていたのか

ということがわかりました。

ただ、

僕自身は強烈な「ねばならない思考」が身に付いてしまっている。

となれば、それを手放すセラピーを実践するしかない。

そんな経緯をたどり、「ねばならない思考」を改善していきました。

その結果、

以前までのイライラが嘘だったかのように

今では落ち着いて過ごせています。

 

ここまで、自分の体験談を交えながら

怒りのコントロールについてお伝えしました。

 

話をまとめると、

イライラから解放されたいのであれば、

相手のせいにするのではなく、

「ねばならない思考」を緩めて

期待値を下げることがポイントになります。

 

なぜ、怒りの感情が出てきたのだろう?

その裏にはどんな期待、どんな「ねばならない思考」があった?

これが一人称で捉えるという事です。

すぐには慣れないかもしれませんが、

毎回やっていると無意識の部分で期待値が下がっていき、

反射的にイラっとすることが少なくなっていきます。

 

心理学の学びとは、

自分との対話を通して、

無意識の中にある心のクセにどれだけ気付けるか、

ということです。

 

そして、そのクセが生きづらいのなら

生きやすいクセに強制していけば良いのです。

 

物事を一人称で考えられるようになってくると、

イライラがおさまるだけでなく

人生をどんどん変えていく力が身に付いてきます。

 

人生は自分次第だということに気づき

将来に対して前向きになることができます。

 

もし今回の話が少しでも気になった

という方は、ぜひお試しカウンセリングを受けてみてください。

 

人生を好転させるヒントに出会えるかもしれませんよ。