ムカつく相手にムカつかなくなる方法【怒りをコントロールしよう】

こんにちは。
心理カウンセラーの ぜん です。

こんな悩みはありませんか?

「なんであの人、あんな言い方するの?」
「ムカつく!もう顔も見たくない!」

そんなふうに、毎日誰かにイラっとしてしまう。

 

でも、その一方で、なぜか毎日ご機嫌な人もいますよね。
「そんな人がうらやましい…」

できることなら、あなたもムカつかずに楽しく過ごしたくありませんか?

実は、怒りをコントロールするのに、とても役に立つ方法があるんです。

怒りコントロールして心穏やかな人生にしたい方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

ムカつく人にムカつかなくなる方法、それは

「なんで私は怒ったのかな?」と自分に聞いてみる

です。

 

「え?なんでそれが効果あるの?」
と思いますよね。

実はこれ、怒りをコントロールするためにとても大事なことなんです。

 

私たちはよく、「あの人のせいでムカついた!」と思いがちです。
しかし実際は、自分の中で“怒る”と決めて反応しているだけなんです。

 

えっ?そんなはずない!と思うかもしれません。
でも、同じことを言われても怒る人怒らない人がいますよね。

怒らない人は、自分との対話が上手な人です。

自分に対し「なんで私はムカついた?本当にムカつく必要ある?」と問いかけて
「怒らない」という選択ができているのです。

もう少し具体的な例をお話ししますね。

たとえば、あなたが会社の上司にムカついているとします。

でも、同じことを言われてもイラっとしていない同僚のAさんも隣にいます。

なぜ、Aさんはムカついていないのか?

それは受け取り方が違うから。

あなたは、
「上司たるもの部下には親切にすべきた」
と思うから、きつい言い方にむかついたのです。

でもAさんは
「上司も人間、完璧じゃない。ちょっとムカつくけど、これがこの人の言い方なんだな」
と受け取っているから、流せるのです。


つまり、

起こっている出来事は、単なる事実で、「良い」も「悪い」もなく、フラットなんです。

その出来事を「どう受け取るか」で、怒りが生まれるかどうかが決まります。

それが、怒りのメカニズムなんです。

 

だからこそ、相手にムカついたときは、自分に問いかけてみてください。

「なんで怒ったんだろう?」

「どんな受け取り方をした?」

「この受け取り方で、本当に幸せ?」

「何か他の受け取り方を考えてみよう」

そうやって自分と対話していくと、
感情のリモコンを他人ではなく、自分が持てるようになります。

すると、怒りのスイッチが押されにくくなって、ラクに過ごせるようになるんです。

私も以前は、ちょっとした言い方にすぐイラッとしてしまうタイプでした。

上司に軽く注意されただけで、
「なんでそんな言い方するの?バカにされた!」
と、心の中で怒りが爆発していたんです。

でも、まわりの同僚たちはちょっと違っていました。

✅ 素直に「すみません」と謝れる人
✅ 冗談っぽく軽く受け流す人
✅ イジられても笑いに変えてしまう愛されキャラの人

正直、そんなふうにうまくやれる人たちがうらやましかったです。

「自分もあんなふうに振る舞えたらなぁ」って思っていました。

でも一方で、「私はそういう性格じゃないし…」と、どこかであきらめてもいました。

そんな私が変われたのは、カウンセリングを受けたことがきっかけです。

そこで初めて気づいたんです。

怒りの根っこには、心の中にある「思い込み」が関係しているということに。

たとえば、こんな思い込みを持っていました。

「上司は部下の気持ちをちゃんと理解すべき」
「自分はミスしてはいけない、完璧でいないとダメ」

そんなふうに思っていたからこそ、少しの言葉でも深く傷つき、ムカついていたんです。

でも、同じ状況でもイラッとしていない同僚は、

彼らの中の「○○であるべき」が、私よりゆるやかだったのです。

つまり、出来事に対して柔軟な受け取り方ができていたんですね。

そのことに気づいてから、私は少しずつ変わっていきました。

「○○であるべき」「○○してはいけない」

そんな思い込みをゆるめるようにしていったのです。

そうすることで、以前ならムカついていたような場面でも、
「あれ?なんか前より気にならないな」と思えるようになっていったのです。

もちろん、今でもムカついてしまうことはあります。

でも、そんなときは「なんで怒った?」と自分に問いかけています。

そうすることで、上手に気持ちの切り替えをしています。

あなたもぜひ、自分との対話を通して、感情の主導権を握ってみてくださいね。

まとめ

ムカつく相手にムカつかなくなる方法とは、「なんで怒ったんだろう?」と自分に聞いてみること。

怒りがわいたとき、それをただ誰かのせいにするのではなく、「自分はどう受け取ったのか?」と振り返ってみる。

そうすることで、感情を自分でコントロールできるようになってきます。

「それでも一人では難しいな…」と感じた方は、気軽にカウンセリングを受けてみてください。

自分も苦しんできたからこそ、「ねばならない思考」をゆるめるサポートを得意としていますので!