思い通りにいかないとイライラする自分をなおしたい!たった一つのシンプルな方法

こんにちは!
心理カウンセラーのぜんです。

 

こんな場面でイライラして、しんどくなっていませんか?

✅ 誰かからイヤなことを言われた
  「なんでそんなイヤなことを平気で言えるの?」
✅ 店員の対応が悪い
  「なんでもっと丁寧な対応をしてくれないの?」
✅ パートナーが気持ちをわかってくれない
  「こっちは忙しいのに…何で手伝ってくないの?」

こんなふうに思い通りに行かないとイライラすること、ありますよね。

もっと穏やかに過ごしたいけど、ついついカッとなってしまう。

そんな方のために、今回は、日常のイライラを少なくする方法をお伝えします。

イライラをなすく方法は「人への期待値を減らすこと」

方法はとてもシンプルです。

イライラをなくす方法、それは、

人への期待を減らすことです。

 

え?どういうこと?
と思いますよね。

 

なので、まずは怒りの仕組みをカンタンに解説します。

【怒りの仕組み】
「怒り」とは第2感情と言われています。
そして、その前にあるのは「期待」という第1感情です。

この「期待」が裏切られることで
「怒り」という第2感情に化けてしまうのです。

つまり、イライラとは、「こうしてくれるはず」という期待現実のギャップが起こったときに湧き出てくる感情なんです。

 

冒頭の状況を思い浮かべてみてください。

・誰かからイヤなことを言われた
・店員の対応が悪い
・パートナーが気持ちをわかってくれない

イライラするのは当然、と思うかもしれません。

でも、ここには無意識の「期待」が隠れています。

 
✅ 自分は真面目に生きているのだから、誰もイヤなことなんて言ってこないだろう

✅ 接客のプロなんだから、良い対応をしてくれて当たり前

✅ パートナーなら言わなくても察してくれるはず

こんなふうにイライラの裏には必ず「期待」が隠れているんです。

 

ということは、期待を減らせば、イライラは少なくなるの?

答えはイエスです。

 

たとえば、海外に行ったときを想像してくみてください。

海外で買い物をしたり、外食をする場合、
日本に比べて接客のクオリティが低いですよね。

でも、それに対してはなぜか腹が立たない。

海外では「これくらい当たり前」という前提が自分の中にあり、相手への期待が低いからです。

 

ほかにも、
人気店に行って並ぶとき
「有名だから混んでて当然」と思えるのは、
事前に期待値が調整されている状態だからです。

 

逆に、すいてると思っていたお店に予想外の行列があったら
「なんでこんなに並んでるの⁉」とイライラしやすくなるんです。

 

いかがでしょうか?

このように、期待とイライラは密接に関係しています。

だからこそ、期待を減らすことが心にゆとりを持つためには必要なのです。

では、日常生活の中で、相手への期待を減らすためにはどうすればいいのか?

それには様々な方法がありますが、

まずは、相手の立場になって考えてみることが大切だと思います。

 

たとえば、

生きていれば、態度の悪い店員さんと出会うこともあります。

そういうときはこんなふうに考えてみてください。

✅ 今日は体調が悪いのかもしれない

✅ 店員さんもプラベートが大変で、仕事に集中できないのかもしれない

✅ 自分も仕事で手を抜くことってあるしな

✅ みんながみんなプロ意識をもって働いているわけじゃないよな

✅ こちらの期待通りにしてくれよ、と思った自分って傲慢だったな。相手にも事情があるのは当然だよね

 

また、会社の同僚からイヤなことを言われたら、こんなふうに考えてみてください。

✅ 昨日、奥さんとケンカして機嫌が悪いのかもしれない

✅ 仕事のことで追い詰められて余裕がないのかもしれない

✅ 自分もそんなときあったよな

✅ もしかすると、嫌みなく言ってるかもしれない。これが相手の普通なのかも

✅ 毎日こちらの期待通りに生きるなんてムリだよね。だって、よく考えてみると、自分も誰かの期待通りに生きるなんて、できていないし…

 

そうやって、相手の立場も考えてみることで

相手には相手の事情があって大変なんだね。
自分も相手の期待通りには生きていないよなぁ。
みんなそれぞれ「考え方」も「感じ方」も「優先順位」も違うよね。

と、人に対する期待が減って
だんだんと「許せる心」「幅の広い心」が身に付いていくのです。

 

もうお気づきかもしれませんが、
期待を減らすというのは、「人に無関心になる」とか「人に冷たくなれ」という意味ではありません。

「こうしてくれたら嬉しいな」と思う気持ちはそのままに、相手も完璧ではないという前提で、
心の余白を持つということ、なんです。

 

思い通りにいなかいたびにイライラするのは、心にとって不健康ですよね。

なので、相手に怒りの感情を向けるよりも、自分の内側に意識を向けて、何が起こっているのかを考えてみる。

そうすることで、気持ちの切り替えが早くなります。

愚痴らないと気がすまなかった状態から、自分の中で処理できるようになってきます。

ぜひ、日常生活で少しずつ実践してみてください。

いかだだったでしょうか?

今回はイライラをなくす方法についてお伝えしました。

怒りの原因は、無意識に持っている「期待」

 

もしイライラしたときは

「期待」というキーワードを思い出してくださいね。

ただし、

今回の話は日常で起こる些細なイライラの話です。

パワハラ、暴言など明らかに相手が悪い場合もありますので、自分だけが悪いと思って苦しまないでくださいね。

また、当カウンセリングルームでは、どうにもできない大きな怒りに対するセラピーも提供しています。

心のストレッチができるので、ゆるやかな状態になれます。

「怒りがどうしてもおさまらず、生きるのが辛い」という方は、ぜひお試しカウンセリングを受けてみてくださいね。