イライラをなくすたった一つのシンプルな方法

・誰かからイヤなことを言われた
・店員の対応が悪い
・パートナーが気持ちをわかってくれない

こんなときって、みんなイライラしますよね。

もっと穏やかに過ごしたいけど、

ついついカッとなってしまう。

 

そんな方のために、

今回はイライラしないための方法をお伝えします。

 

方法はとてもシンプル。

 

イライラしないためのたった一つの法則、、、

 

それは、

 

期待値を下げること。

 

これを念頭に置くだけで色んなイライラとさよならすることができます。

 

どういうことなのか、詳しく見ていきましょう。

 

まず、怒りの仕組みを解説します。

「怒り」は第2感情で、
その前にあるのは「期待」という第1感情

その「期待」が裏切られることで
「怒り」という第2感情に化けてしまうのです。

 

冒頭の状況を思い浮かべてみてください。

・誰かからイヤなことを言われた
・店員の対応が悪い
・パートナーが気持ちをわかってくれない

誰でもイライラしてしまいそうな場面ですが、

ここには無意識の「期待」が隠れています。

 

誰かからイヤなことを言われてイライラしている人は、

自分は真面目に生きているのだから、誰もイヤなことなんて言ってこないだろう

と無意識に期待している。

 

店員の対応が悪いとイライラしている人は

接客のプロなんだから、良い対応をしてくれて当たり前

と無意識に期待している。

 

パートナーが気持ちをわかってくれないとイライラしている人は

パートナーなら自分の考えに同意するべきだ

と無意識に期待している。

 

このように、どんな場面でも

怒りの裏には無意識の「期待」が隠れています。

 

ですので、怒りが出たときは、

一旦冷静になって自分の心を見つめてほしいのです。

自分は相手に対してどんな期待を抱いていたのだろうか?

相手のせいにせず、自分の心に意識を向ける。

そうすることで、

そもそも期待していた自分にも問題があったのかもしれない

と気付くことができます。

 

 

ここで、海外に行ったときを想像してくみてください。

海外で買い物をしたり、外食をする場合、

日本に比べて接客のクオリティが低いですよね。

 

でも、それに対してはなぜか腹が立たない。

 

海外では「これくらい当たり前」という前提が自分の中にあり、

期待値が低いからです。

 

誰かからイヤなことを言われて怒り爆発している場合も同じです。

イヤはことを言ってくる人がいるのは当たり前
一週間のうちに一回でも楽しいことがあれば幸せだ

と思っている人と、

イヤなことを言われない人生を目指している人とでは

期待値が全然違いますよね。

 

同様に

パートナーを手に入れても
幸せな状態を続けるためにはコミュニケーションが必要だ

と思っている人と、

何で俺の気持ちがわからないんだ!私のことがわからないの!?

と思っている人とでは、

期待値が全然違うのです。

 

では、こういった期待値を下げて

イライラしないためにはどうしたらいいのか。

 

それには様々な方法がありますが、

まずは、相手の立場になって考えてみること

大切だと思います。

 

生きていれば、態度の悪い店員さんと出会うこともあります。

そういうときはこんなふうに考えてみてください。

「今日は体調が悪いのかもしれない」
「店員さんもプラベートが大変で、仕事に集中できないのかもしれない」
「自分も仕事で手を抜くことってあるしな」
「みんながみんなプロ意識をもって働いているわけじゃないよな」
「こちらの期待通りにしてくれよ!と思った自分って傲慢だったな
 相手にも事情があるのは当然だよね」

 

もし、会社の同僚からイヤなことを言われたら

「昨日、奥さんとケンカして機嫌が悪いのかもしれない」
「仕事のことで追い詰められて余裕がないのかもしれない」
「自分もそんなときあったよな」
「毎日こちらの期待通りに生きるなんてムリだよね
 だって、自分も誰かの期待通りに生きるなんて、できていないし」

 

そうやって、相手の立場も考えてみることで

自分も相手の期待を外すことがあるし

相手もイライラと隣り合わせで生きていて

みんな大変なんだね、

完璧な人生を送っている人なんて、いないよね

と、人に対する期待が下がり、

だんだんと「許せる心」「幅の広い心」

が身に付いていくのです。

 

いかだだったでしょうか?

今回はイライラをなくす方法についてお伝えしました。

 

怒りの原因は、無意識に持っている「期待」

 

世の中の誰しもが

「自分の思い通りになってほしい」という期待を持ちながら生きています。

でも反対に、

相手の期待にすべて答えながら生きている人はいませんよね。

 

なので、

対人関係で摩擦が起こることは当たり前なんです。

 

もしイライラしたときは

「相手にも事情がある。この世界は自分を中心にまわっていないから仕方ないよね。期待しすぎてたな。」

と考えてみてください。

 

相手のせいにしていたときよりも

自分の内側に意識を向けた方が、

イライラからの切り替えが素早くなります。

 

愚痴らないと気がすまなかった状態から、

自分の中で処理できるようになってきます。

 

少しずつでもいいので、ぜひ実践を繰り返し、

心にゆとりを持った人生にしていきましょう。

 

ただし、

今回の話は日常で起こる些細なイライラの話です。

 

パワハラ、暴言など明らかに相手が悪い場合もありますので、

自分だけが悪いと思って苦しまないでくださいね。

 

また、当カウンセリングルームでは

どうにもできない大きな怒りに対するセラピーも提供しています。

 

心にもストレッチが必要です。

怒りがどうしてもおさまらず、生きるのが辛い、という方は

ぜひお試しカウンセリングを受けてみてくださいね。