アダルトチルドレン「イネイブラー」を克服するには?

今回は、アダルトチルドレンのなかでも「イネイブラー」タイプについてお伝えします。

 

イネイブラーとは「世話焼き役」を担ってしまうタイプのこと。

人を助けることで自分の価値を感じようとしますが、気づけば自分を見失い、生きづらさを抱えやすくなります。

 

たとえば、こんな悩みを抱えている方が多いです。

✅ 誰かの役に立っていないと、自分には価値がないように感じてしまう
✅ 人の世話をしているときは安心するのに、ひとりになると空しくなる
✅ 相手のために頑張っているはずなのに、心も体も疲れ切っている
✅ 本当はどうしたいのか、自分の気持ちがわからなくなっている

 

この記事では、そんなイネイブラータイプの克服方法について、お伝えしていきます。

早速ですが、イネイブラータイプを克服するために、いちばん大切なのは、

「自分で自分を満たせるようになること」です。

 

なぜなら、イネイブラータイプの人は、
「誰かの役に立っているとき」でないと、
自分の価値を感じられなくなっていることが多いからです。

そのため、無意識のうちに
「世話をする役割」を手放せなくなっています。

 

誰かの役に立つことで、
一時的には安心できます。

でもその反面、
・疲れ切ってしまう
・自分の気持ちがわからなくなる
・ふとしたときに、空しさを感じる

そんな生きづらさを抱えやすくなります。

 

だからこそ、
他人に安定させてもらうのではなく、
自分で自分を安定させる
ことが、
イネイブラー克服につながるのです。

イネイブラータイプの生きづらさには、ちょっと根深い部分があります。

どういうことかと言うと、共依存過干渉の関係に陥ってしまうことが多いのです。

たとえば、

相手が
「助けてもらって当たり前」
という状態になり、

自分も
「この人の世話をすることが生きがい」
になってしまう。

こうして、
お互いが依存し合う共依存の関係になることがあります。

また、
子どものことを何でも先回りしてやってしまい、
過干渉になっている、
といったケースも少なくありません。

 

このような関係では、
✅ 自分=できる人、支える人
✅ 相手=弱い人、助けられる人

という構図ができやすくなります。

一見すると、
「自分はしっかりしている」
「相手を支えられている」
良い関係のように見えます。

ですが実は、
「できる自分」でいることで、相手に安定させてもらっている状態
でもあるのです。

相手が弱い存在でいてくれるから、
自分は「必要とされる側」でいられる。
その関係があるから、
心のバランスを保っていられる。

だからこそ、
この関係から抜け出すのが怖くなります。

 

しかし、その関係は、
相手のためにもなっていません。

相手は
「助けてもらって当たり前」
「自分では何も決められない」
そんな状態になりやすくなります。

つまり、
相手の自立する力を奪ってしまうこともあるのです。

そして何より、
あなた自身が、
自分の本当の人生を歩めなくなってしまいます。

誰かを支える役割に縛られ、
「自分はどうしたいのか」
「自分は何を感じているのか」
それがわからなくなってしまうのです。

だからこそ、
自分で自分を満たせるようになることが、とても大切です。

そのためには、まず、

「なぜ人の世話をしてしまうのか」
その心の仕組みを知ることが必要です。

自分で自分を満たせるようになるには、
自己理解が欠かせません。

カウンセリングでは、
あなたがこれまで背負ってきた役割や、
無意識に身につけてきた心のクセを、
一つひとつ丁寧に整理していきます。

「もう無理をしなくていい」
「誰かの人生ではなく、自分の人生を生きていい」

そんな生き方をしてみたい!という方は、
ぜひお試しカウンセリングを受けてみてくださいね。