こんな悩みはありませんか?
✅ 人と話すのが怖い
✅ 人といると緊張してしまう
✅ 人に合うことに積極的になれない
このように感じてしまうと、会社でもプライベートでも人間関係がとても辛くなりますよね。
実は、こういった「人が怖い」というお悩みは、アダルトチルドレンの方に多いお悩みなんです。
そこで今回は、「人が怖い」と感じてしまう根本的な理由を解説します。
その後、解決方法についてもお伝えしますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
「人が怖い」と感じる根本的な理由
どうして「人が怖い」と感じてしまうのか?
そう感じてしまう根本的な理由は、批判や否定されることを恐れているから、です。

✅ 上司にちょっと注意されただけで、心がザワザワする
✅ 自分の意見を言ったときに、同意してもらえないと傷ついてしまう
✅ 自分の価値観を、否定されることが許せない
このような「否定されるのがイヤだ」という心のパターンを強く持っているせいで、
ストレスから自分を守るために、人と接するのが怖くなってしまうのです。
「完璧じゃないと認めてもらえない」という思い込み
ではなぜ、「否定や批判が怖い」という心のパターンになってしまうのでしょうか?
それには、子どものころの家庭環境が影響しています。
たとえば、
✅ 親が厳しく、失敗すると強く叱られた
✅ なんでそんなこともできないの」と否定されることが多かった
✅ 親の機嫌をうかがいながら育った
✅ 自分の気持ちを話しても受け入れてもらえなかった
こうした経験が続くと、
「完璧じゃないと認めてもらえない」
「相手の理想を演じなければ嫌われる」
という思い込みが作られてしまいます。
そのため、ちょっとした否定的な意見を言われると心が大きくゆさぶられたり、あなたのためを思ったアドバイスでも「攻撃された」と捉えてしまうのです。

なので、本当は人と関わりたいのに、うまく関われない。
関わろうと思って近づいても、わずかな否定によって急激に離れてしまう。
そんなコミュニケーションのエラーが起きて、「やっぱり人と関わるのは辛い」と、感じてしまうんですね。
解決方法は「相手の意見と自分の価値は別物だ」と知ること
では、どうすれば「人が怖い」という気持ちから少しずつ解放されるのか、解説していきます。
大切なのは、 「相手の意見と自分の価値は別物だ」と知ること です。
たとえば、上司から「もっと積極的になった方がいいよ」と言われたとします。
こんなことを言われると、「否定された」と感じて、ショックを受けたり、イライラしてしまいますよね。
でも、必要以上に傷つかなくていいんです。
こんなふうに考えてみませんか?
「もっと積極的になれ」というのは、その人の考えや価値観を伝えているだけ。
ただただ、その人のルールを伝えているだけなんだ、と。
たとえばですが、
会社におとなしいAさんがいたとします。
Aさんを見て、「もっと積極的になれ」と思う人がいるかもしれませんが、一方で「物事を冷静に考えられる人だ」と思う人もいます。

実は、「もっと積極的になれ」と思った人は、その人自身が「積極的にならないとダメだ」という環境で育ってきた人なんです。
なので、絶対的な正解ではありません。
相手の意見は、あくまで相手の世界の考え方です。
つまり、相手は、相手のルールブックを読んだだけなのです。

✅ もっと積極的になった方が良い
✅ 真面目すぎるのは良くない
✅ もっと効率的にやった方がいい
これらは、相手が相手の人生の中で身につけてきたルールなだけなんです。
なので、あなたがそのルールに必要以上に振り回される必要はありません。
「相手の理想を演じなければ」とプレッシャーを感じなくても大丈夫なんです。
あなたの価値観を素敵だと思ってくれる人はいるし、
仮に否定されたとしても、あなたの価値が下がるわけでありません。
「そういう見方もあるんだな」
「あの人は今、自分のルールブックを読み上げただけなんだな」
と相手と自分の間に、しっかり線引きをすることが大切なんです。

ぜひ一度、この考え方を持って人と接してみてください。
心が少しラクになると思いますよ。
まとめ
人が怖いのは、あなたのせいではありません。
過去の経験から「完璧じゃないと認めてもらえない」「相手の理想を演じなければ」と思い込み、否定や批判がこわくなってしまっているんです。
それを克服するには、「相手の意見と自分の価値は別物だ」だと気づくことです。
ただし、長年しみついた心のパターンを一人で変えるのは難しいもの。
頭では理解できても、実際の人間関係になると心が反応してしまうからです。
カウンセリングでは、安心できる環境で自分の気持ちを整理しながら、「自分は自分のままで価値がある」と感じられるようなサポートをしていきます。
もしあなたが「人が怖い」という気持ちで長い間苦しんできたのなら、カウンセリングを通してその重荷をおろしてみませんか?
お会いできることを楽しみにしています。